康晴農楽園にっきこだわり

   

康晴農楽園にっき

 
 
 
 
 
    

何故私たちが生物多様性にこだわるのか?

地球

地球に生物が誕生したのが今から38億年前と言われています。
そして、人類が誕生したのは700万年前と言われています。
ゆえに、人類が誕生するためには初めの生命が誕生してから37億9300万年かかったということです。

この37億9300万年という歳月の中で注目する変化があります。
35億年前、生命が誕生してから3億年経ってから光合成をする藻類が生まれたことです。
それまでの地球の大気は二酸化炭素と窒素がほとんどで酸素を必要とする生物がいませんでした。
また、太陽からの紫外線を避けるためのオゾン層も無く地上部は大変熱く生物は水中にいました。
光合成をする藻類が水中で繁殖したおかげで二酸化炭素を吸って酸素を吐き出し、そのことによって大気に多くの酸素がもたらされオゾン層が形成されました。
そして、地上部の温度は下がり地上で植物が育ち動物たちも地上に繫栄することができました。

光合成をする藻類が生まれたのは大変大きな1つの出来事です。
しかし、人類が誕生するまでの37億9300万年の間には様々な新たな生命、動植物が誕生し環境を変化させててきました。
その積み重ねが有ったことで人類がやっと37億9300万年かかって誕生できたのです。

我々人類が生きることができるのは沢山のいろんな命たちがいるからで、命が乏しいそれまでの地球では生きることができないと考えています。

毎日畑に立つと思うのです。
目の前のどんな命に対しても感謝します。

美味しさの秘密ー生物多様性を考えた畑

康晴農楽園は、生物多様性を実現するために無農薬・無肥料・不耕起草生栽培で
畑を管理しています。
このうちどれ一つが掛けても生物の多様性を実現できないと考えております。

康晴農楽園の野菜の美味しさの秘密はこの生物多様性に有ります。

46億年前地球の原型ができて38億年前に地上にたどり着いた水の粒が
流れとなり風化した原石の粉を集めたなかにバクテリアが生まれたと
言われています。
この後多くの微生物が生まれ大気の酸素濃度が上がり地表の温度も下がり
環境に対応できた微生物が残り新たな植物と動物が生まれました。
この後隕石の衝突などによって何度か地球環境が大きく変化しました。
変化に対応できた生物だけが生き残り、環境が変化するたびに生物は
進化を繰り返してきました。

進化の過程がわかる番組です。
2004年NHKで製作された「地球大進化」全7回シリーズ

生きるとは生まれて死ぬまでの活動で、この活動とは他の命を奪い体内に取り入れ、
消化し、そして排泄することです。

命は38億年前からこれを繰り返し環境を変化させ命の種類を増やし進化し、
今目の前の命、自然があります。

今生きるどんな命でも他の命がいるから生きることができます。
それをもっとズームアウトしてみると私たち人間が生きるためには、
微生物まで含めた生物多様の世界の重要性に気が付くことができます。

今生きる命たちは網の目のような関係の中に有ります。

2000年に入ってからやっと我々人類は微生物研究を始めました。

2009年に埼玉県小川町の霜里農場で1年間の有機農業研修を受ける中で
幸いにも微生物研究の第一人者である農学博士の横山和成氏の研究発表を
受けることができました。

博士が言われているのは、微生物の多様性と量が野菜栽培の収量を
決めるということ。


同じころ腸内微生物の量と多様性が健康につながること、
母親の体内で赤ちゃんは腸から作られることを知りました。

そこには微生物が体が複雑な多細胞の命たちを支えている構造が有ります。

植物たちの消化器官が土ならば、その土が豊かな命で満たされていることが
美味しい野菜につながると考えています。






フライヤーができました

フライヤーができました。
足かけ7年目にしてやっと。
想いをこめて。
文章力が無い自分にとってしんどい作業でした。
まだまだ手直しすると思いますがとりあえずUPしますね。
明日の天マに持って行きます。
フライヤー 20171102(001) 

命の海の中へ

農業の道を志す20年前に読んだコラムに昔ながらの狩猟生活をしている
グリーンランドのイヌイットの話がありました。

これから寒くなる秋のある日、彼らはすごく奇妙な光景を見たそうです。

流氷に閉ざされた二頭のクジラの親子を助けるために大きな砕氷船が
流氷を割りながら近づいてくるのを。

1隻の砕氷船ではたどり着くことができず新たにもう一隻が氷を割り
クジラの親子を助けていったそうです。

現代社会で生きる人にとって助けるに値することでしたが
狩猟民族であるイヌイットにとっては、それが不思議な光景に見えていたそうです。

もしクジラが氷に閉ざされたままなら食料の少なくなる冬を迎えるシロクマの
格好の食糧となったはずだし、残り物は鳥や魚の餌になったと。

何故、彼らはそんな無駄なことをするのだろうか?

読んだ当時この思いの差は、狩猟を通して身近に体験している食物連鎖の
大切さを日々感じていること。
われわれ自身を取り巻く外での環境の話だと思っていました。

しかし、就農し今思うことは、その差はもっと大きいものでした。

一本の木には多くの命が宿ると言われます。
一本の草も同様に多くの命たち、動物や虫や微生物、菌類などが必要とし寄り添います。

私たちの体にも多くの生き物が宿ります。
その数は解っているだけでも1人の人間を構成する細胞の数を超える生物が
皮膚の表面、内臓に宿ります。

内臓にいる微生物は人間が食べたモノを吸収できるように
自ら吸収分解して人に受け渡します。

人間の消化器官では、微生物の力なしでは自身が食べた物を栄養素として
分解し吸収できず、常に人間と微生物の共生関係にあります。 

さて、植物にとっての消化器官はどこになるのでしょう?

そう、土壌になります。


植物があることで生き物たちが集まり命の営みが生まれ、
朽ちて虫や微生物の食べ物になり、細かく分解され
その姿は元の形を成すことなく土の中に溶け込まれ、
やがて植物たちの根が吸収できる形の栄養素となります。

土壌の上はもとより土壌の中にどれだけ生き物がいるかで
微生物の量と質が豊かになります。


土壌の上で生活する私たちは彼らの微生物みたいなものなのかもしれませんね。


命ある物は他の命を奪い殺し食することにより己の命をつなぐことができます。

私たちは毎日、毎食命を食しながら日々生きています。


私一人で生きていません。
消化器官には多くの微生物、菌類が私と共存しています。

今食べている命も多くの命の拠り所となっていて多くの命を食してきたのです。

目の前の環境を守ることは私たちの体の中を守ることに繋がります。


人は時に「自然」という言葉を口にします。
しかし、我々現代人は、自身の肉体が自然物であったことを忘れ、
自然は外にしかないかのごとく生活しています。
たとえ大都会のビルの喧騒の中にいても、一時も肉体は自然から離れたことはありません。


我々は常に命に囲まれ様々な命の中でのみ生きていけます。


イヌイットが奇妙と感じる事と近代社会に生きる私たちが思う差は、
このことではないかと日々農作業をするたびに思う次第です。


命は命の海の中に居る。 人はこのことを忘れてしまっているのでしょう。


食するとは、命と繋がること。
地球と繋がることです。

今、口にするものはあなたの舌を満足させるものですか?

あなたの細胞が満足していますか?

あなたに宿る生き物たちが満足していますか?

そして、目の前の世界は生き物たちで満ち溢れていますか?  
 
感じてみてください。

有り難う。

美味しさの秘密

康晴農楽園の野菜を食べて「野菜その物の味がして美味しい。苦味やエグミ、灰汁が少ない」と
ご感想を頂きます。
 
その美味しさの秘密は生物の命の量と多様性を大切にした無肥料栽培にあります。

農薬は、散布することで害虫と呼ばれる虫を殺すばかりか、害虫を食べる益虫の体内に
農薬を蓄積させ殺します。
さらに、土壌に降り注いだ薬は目に見えぬ微生物を大量に死に追い込みます。 
無農薬は、生物、微生物を守るためです。 

不耕起は、土の中にいる小動物(ミミズなど)や微生物の環境を壊さず守るためです。

草生栽培は作物以外の草を生やすことにより、土の上にある地上部の草達が呼吸することにより
周りの湿度や風による温度変化を緩やかなものにしてくれます。
土の中の根の周りでは、土を栽培に適した水持ちと水切れが良い団粒構造に保ってくれます。

そして、草の周りの地上部、地下部では多くの生物たちの宿となる環境を作り出し、
生命は、誕生から死まで食し排泄し続けます。
排泄物と死んだあとの屍は、生き物たちの食べ物となります。 
最も小さな微生物は植物の必要とする栄養吸収を根の周辺や根に入って手助け、
さらに病原菌と戦ってくれたり、生長のサポートをしてくれます。

生物の量と多様の畑では、微生物が多いことにより無肥料でも野菜を栽培することができます。
野菜たちは、無肥料の環境で簡単に摂取することができない土のため栄養素を求め
深く広く根を生やすことにより生命力豊かな力強い健康な野菜に育ちます。
近年、肥料(窒素肥料)の悪影響として過剰に施された窒素肥料により作られた青々とした野菜が人の体内に悪影響を与えると、一部の医師、研究者から言われています。

この肥料が野菜の灰汁、苦味につながっているかと思います。

当農園は7年間遊休地であった畑を借り窒素肥料が抜けた土で栽培しているので、窒素の少ない元気で健康な野菜を不耕起草生栽培で栽培しています。
体の細胞にその美味しさを感じ取ってみてください。

余談になりますが、窒素肥料については人間の体だけではなく水が飲料に適さない、温暖化、オゾン層の破壊と言った環境破壊をまねいています。
己の健康を考えると地球環境につながるようです。
これについては改めて書きます。     


高橋 康晴

    Facebook : 高橋 康晴
    2010年より縁あって静岡の伊豆で完全無農薬&無肥料 不耕起草生栽培で営農。
    自身の命は他のすべての命と一緒に育まれること、ガイヤ理論を念頭に生命豊かな畑でエネルギーいっぱいのお野菜を作っています。
    ストレス社会で【感じること】にブロックをかけている人たちに、食べることで生き物の生命力を感じてほしい。
    食を通じで感じることの大切さを伝えていきたい。


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